6. 目的と測定指標

 COBIT 5は、COBIT 4.1, Val IT及びRisk ITと同様の目的と測定指標の概念を踏襲している。しかし、これらは、事業体レベルの視点を反映して、事業体目的、IT関連目的とプロセス目的に改名している。

 COBIT 5は目的の段階的展開の改訂版を提供している。これは、事業体目的がIT関連目的の決定要因となり、最重要プロセスで支えられていることに基づいている。

 

 COBIT 5は、事業体、プロセス及びマネジメントの実践レベルにおける目的と測定指標の例を提供している。これはCOBIT 4.1, Val IT及びRisk ITが、より1段階下のレベルにいくことからの変更である。