ITGI Japan カンファレンス 2023 の見どころ

イノベーションとIT経営について考える

 

←カンファレンスのページに戻る

 

講演1

桑津浩太郎.JPG

 

  株式会社野村総合研究所  研究理事

  桑津浩太郎 様

 

 

 

 

【 略歴 】

京都大学 工学部数理工学科卒業。

1986年にNRI入社。野村総合研究所 情報システムコンサルティング部、関西支社、ICT・メディア産業コンサルティング部長を経て、2017年研究理事に就任。

ICT、特に通信分野の事業、技術、マーケティング戦略と関連するM&A・パートナリング等を専門とし、ICT分野に関連する書籍、論文を多数執筆。総務省情報通信審議会委員等。

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: 2030年に向けた新たなデジタル化動向

ブームとしてのDXがピーク超えする一方、労働力不足とインフレは新たなデジタル化の潮流を生み出しつつある。注目すべき方向性であるサイバー・フィジカル連携、自動化・無人化・遠隔化と、それを支える中核技術であるAI、Beyond5Gなどの動向を整理する。それにともなって生じている社会、ビジネスモデル変化の萌芽を取り上げつつ、AI詐欺などのリスク分野動向も明らかにする。

 

 

 

講演2

JSR_Congress.jpg 

  ISACA国際本部 元理事

  Mrs. Jo Stewart-Rattray


 

 

 

 

 

【 略歴 】

Joさんは、IT分野で30年以上の経験を持ち、そのうちの一部はユーティリティのCIO、観光分野のグループCIOとして、情報セキュリティ分野で重要な経験を持ち、ヘルスケア分野のCISOも務めました。彼女は、教育と管理の資格を基に、情報技術とセキュリティのバックグラウンドを支えています。

彼女は、リスクと技術の問題に特化したコンサルティングに従事しており、ビジネスの商業的および運用の両方の分野で、ガバナンスとセキュリティに重点を置いています。Joさんは、銀行・金融、ユーティリティ、製造、高等教育、小売、ヘルスケア、政府など、さまざまな産業分野の組織に戦略的アドバイスを提供しています。

Joさんは豊富な理事会や委員会での経験を持っています。ISACAでは国際委員会を数多く議長として率い、そにはボード監査・リスク委員会、リーダーシップ開発、プロフェッショナル影響・アドボカシーなどが含まれます。彼女は、ISACAの国際取締役会で7年間選出された取締役を務め、世界的な女性のリーダーシップイニシアチブであるSheLeadsTechの創設者であり、オーストラリアコンピューター協会のコミュニティ担当副会長を務めています。

Jo has over 30 years’ experience in the IT field some of which were spent as CIO in the Utilities and as Group CIO in the Tourism space, and with significant experience in the Information Security arena including as CISO in the healthcare sector. She underpins her information technology and security background with her qualifications in education and management. 

She specialises in consulting in risk and technology issues with a particular emphasis on governance and security in both the commercial and operational areas of businesses. Jo provides strategic advice to organisations across a number of industry sectors including banking and finance, utilities, manufacturing, tertiary education, retail, healthcare and government. 

Jo has extensive board and committee experience.  She has chaired a number of ISACA’s international committees including the Board Audit & Risk Committee, Leadership Development and Professional Influence & Advocacy.  She served as an Elected Director on ISACA’s international Board of Directors for seven years and was the founder of its global women’s leadership initiative, SheLeadsTech and is Vice President, Communities for the Australian Computer Society. 

 

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: デジタルトラストによるイノベーションの推進

私たちは毎日無数のデジタルなやり取りをしています。それらすべては、単一の要素、すなわち信頼によって支えられています。デジタルの観点から信頼を捉えてみると、それは何であり、なぜ私たちがそれを気にかけるべきなのでしょうか。信頼は、すべての関係の基盤であり、人間の世界で私たちが行うほとんどすべてのやり取りの中心であることは言えます。私たちが生き、働くデジタルの世界が拡大していることを考えると、今こそ、デジタル信頼とは何か、そしてそれが私たち一人ひとりに、個人的にも職業的にも何を意味するのか、を探求する時です。

ISACA殿堂入りメンバーであり、元国際理事会ディレクターであるジョー・ステュアート・ラットレイは、新しいデジタル信頼エコシステムフレームワークを開発したグローバルチームの1人であり、このフレームワークがどのようにしてあなたを専門的に支援し、他の国際的に認められたフレームワークとどのように整合しているかについて、あなたと共に探求します。

linehead.jpg Title:   Driving Innovation through Digital Trust

We have countless digital interactions every day, all of which are underlined by a single element: trust.  If we think about trust with digital lens on it, what is it and why should we care about it?  It should be said that trust is actually the underpinning factor in all relationships and is central to almost every interactions we have in the human world.  Given the expanding digital world in which we live and work now is the time to explore what digital trust is and what is means to each of us both personally and professionally. 

Jo Stewart-Rattray, ISACA Hall of Fame inductee and former International Board Director was one of the global team that developed the new Digital Trust Ecosystem Framework and she will explore with you some of the ways that the framework can assist you professionally as well as its alignments to other internationally recognized frameworks.

 

 

講演3

2023_MrMitsushio.jpg

 

  デジタル庁 戦略・組織グループ セキュリティアーキテクト 

  満塩 尚史 様

 

 

 

 

 

 

 

【 略歴 】

公認情報システム監査人(CISA)、理学博士。
KPMGコンサルティングで、システム監査、情報セキュリティマネジメント・電子署名法対応・電子認証局等のコンサルティングを経験。環境省CIO補佐官、経済産業省CIO補佐官、IT総合戦略室政府CIO補佐官、経済産業省最高情報セキュリティアドバイザー等を歴任。CRYPTOREC暗号技術活用委員会、クラウドサービスの安全性評価に関する検討会、デジタルガバメント技術検討会議等のメンバー。

 

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル:政府における自動化されたセキュリティマネジメントとモダナイゼーションの取り組み

デジタル庁では、政府情報システムを整備・運用にあたり、セキュリティマネジメントをモダナイゼーションに取り組んでいる。具体的には、自動化されたセキュリティマネジメントの検討、レジリエンスの強化のためのプロセスの改良等に取り組んでいる。
本講演では、デジタル社会推進標準ガイドラインとして公開しているセキュリティに関するドキュメントを紹介しながら、デジタル庁でのセキュリティマネジメントの改善に関する取り組みを紹介する。

 

 

 

スポンサーセッション1:

KPMG_Taniguchi.jpg

 

  KPMGコンサルティング株式会社 シニアマネジャー

  谷口 元 様

 

 

 

 

 

【 略歴 】

大手システムインテグレーターを経てKPMGに参画し、金融機関に対するITガバナンスやITリスク関連のアドバイザリーサービスを担当する。
近年では、RPA・AI等のDX関連技術のガバナンスやリスク管理支援、ITレジリエンスの高度化支援に関するサービスを提供する。


【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル:レジリエンス経営を実現するためのITガバナンス

破壊的イノベーションによるビジネスモデルの変革、クラウドサービスや外部企業との連携によるサプライチェーンの複雑化など、組織を取り巻くビジネス環境に変化が生じており、リスクへの対応が求められています。
近年注目されている「レジリエンス」の考え方を経営に取り込むための要点を、ITガバナンスの側面から考察します。


 

 

スポンサーセッション2:
EY_Ohnishisama.jpg

 

  EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 シニアマネージャー

  大西 崇央 様

 

 

 

 

 

【 略歴 】

大手監査法人系コンサルティング会社でITコンサルタントとしてDX推進に伴う、システム全体最適の観点で業務の従事。その後、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社ではデジタル化戦略立案やそれに係るデジタルケイパビリティ戦略の立案及び、ITガバナンスやセキュリティ管理高度化の観点から企業成長にアプローチをしている。

 

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル:デジタル化戦略推進におけるデジタルケイパビリティ戦略の重要性

デジタル化戦略を推進する企業が多いなか、その目的・目標を達成している企業は多くありません。デジタル化戦略の成功要因としてEYストラテジー・アンド・コンサルティングが考えているものがデジタルケイパビリティ戦略です。本日はそのデジタルケイパビリティ戦略の要素と考え方についてご説明いたします。