ITGI Japan カンファレンス 2024 の見どころ

企業成長を持続させるITガバナンス

 

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基調講演

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  株式会社NTTデータ経営研究所 主席研究員・エグゼクティブコンサルタント
  三谷 慶一郎 様

【 略歴 】

筑波大学大学院ビジネス科学研究科修了 博士(経営学)。デジタル戦略、DX推進に関するコンサルティングを実施。武蔵野大学国際総合研究所客員教授。経営情報学会監事、システム監査学会常任理事、日本システム監査人協会副会長。経済産業省「デジタル時代の人材政策に関する検討会」座長、「DX銘柄」評価委員等を務めている。主な共著書に、「デジタルビジネスの価値を生み出す ITエンジニアのための 体感してわかるデザイン思考」「トップ企業が明かすデジタル時代の経営戦略」等、監訳書に「DX経営戦略」がある。
 

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: 生成AI時代のDX戦略

日本における近年のデジタル投資は、諸外国において数倍に増加しているにも関わらず、残念ながらほとんど増えていない。ホワイトカラー全体に大きなインパクトを与えると言われ世界中で大きな注目を集めている「生成AI」も、日本国内での活用はまだまだ途上段階にあるようだ。このような状況が生まれている背景には「デジタル技術によって十分に大きな効果が創出されていない」ということがあると考えている。本講演では国内のDXに関する現状を踏まえ、これを突破するための方向性や、必要となるマネジメント、人材像等について述べていきたい。

 

 

講演1

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デジタル庁 セキュリティアーキテクト
 中村 元洋 様

【 略歴 】

PwCコンサルティングで、ITガバナンス、情報セキュリティマネジメント、システム監査等のコンサルティングに従事。防衛省デジタル統括アドバイザ、消費者庁デジタル統括アドバイザ、独立行政法人最高情報セキュリティアドバイザ、IT総合戦略室政府CIO補佐官等を歴任。デジタルガバメント推進標準ガイドラインタスクフォースメンバー。

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: デジタル庁における総合・運用監視について


デジタル庁では、国民や行政機関職員が利用するデジタル庁所管の情報システムを多数運用しており、その情報システムが提供する様々なサービスについて安全・安心に利用していける環境を維持することが命題となっています。
これらの各サービスは、それぞれで運用・監視等を行っているところですが、全体を俯瞰した総合的な運用・監視を行っていくことで、インシデントやその対処が高度化・複雑化してきている現状に対し、より精緻な脆弱性への対応や、より速やかな稼働状況の把握・状況判断と早期復旧を実現するための横断的なITガバナンスの確保と、日々巧妙化しているサイバー攻撃に対応していくことを目指しています。今回は、それらの実現に向けたデジタル庁の取り組みの構想についてご説明します。

 

 

講演2

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Chris K. Dimitriadis, Ph.D., CISA, CISM, CRISC
Chief Global Strategy Officer at ISACA
クリス・K・ディミトリアディス博士、CISA、CISM、CRISC
ISACA 最高グローバル戦略責任者

【 略歴 】

Experienced leader and board member, with global CEO experience, international authority in cybersecurity, with a proven track record in developing and managing strategy, programs and initiatives. Innovative thinker and thought leader on Forbes Technology Council, with several international patents to his name, proven successful communicator and consensus builder across borders and cultures.
Chris is the Chief Global Strategy Officer of ISACA, an international non-for-profit association with 225 Chapters, serving more than 180,000 IT, Cybersecurity, Information Security, Audit, Risk and Compliance professionals. He is working with the Board of Directors and Top Management towards the continuous alignment of the organization’s strategy with the changing needs of its members, chapters and industries in 188 countries. He provides thought leadership in the Digital Trust space, future directions in collaboration with the ISACA Global Community, as well as leads strategy implementation in terms of business planning and execution at a global level. He is also Chair of the Board for ISACA Europe.
Chris has served ISACA as a volunteer for the past 19 years, as Chair of the board for 2 consecutive terms (2015-2016 and 2016-2017), as director of the board for 9 terms (2010-2014 and 2015-2021) and as Chair and member of multiple committees of the association.
Chris is also a former Group CEO of INTRALOT, a global gaming solutions supplier and operator active in 42 regulated jurisdictions around the world. From 2007 to 2021, Chris served as Board Member, Group CEO, Group Chief Services and Delivery Officer, Group Director of Technology Operations and Group Director of Information Security. Prior to that role, he held positions in cybersecurity consulting firms.
He has also served as a member of the Permanent Stakeholders Group (PSG) of the European Cybersecurity Agency (ENISA) from 2012 to 2015.
Chris has been working in the area of information technology for 24 years, he holds 3 patents, 7 awards, has authored more than 240 publications and provided more than 100 interviews in media.
He holds a degree (Bachelor’s and Master’s) in Electrical and Computer Engineering and a Ph.D. in Information Security.


経験豊富なリーダー兼取締役。グローバル CEO の経験があり、サイバーセキュリティの国際的権威。戦略、プログラム、イニシアチブの開発と管理で確かな実績があります。フォーブス テクノロジー カウンシルの革新的な思想家および思想的リーダー。国際特許を複数取得。国境や文化を超えた優れたコミュニケーターおよび合意形成者としての実績があります。
クリス氏は、225 の支部を持ち、180,000 人以上の IT、サイバーセキュリティ、情報セキュリティ、監査、リスク、コンプライアンスの専門家にサービスを提供する国際的な非営利団体 ISACA の最高グローバル戦略責任者です。彼は、188 か国の会員、支部、業界の変化するニーズに合わせて組織の戦略を継続的に調整するために、取締役会および経営陣と連携しています。彼は、デジタル トラストの分野でソート リーダーシップ(Thought Leadership)を発揮し、ISACA グローバル コミュニティと連携して将来の方向性を決定し、グローバル レベルでのビジネス計画と実行に関する戦略の実装を主導しています。彼は、ISACA ヨーロッパの取締役会長も務めています。
クリス氏は過去 19 年間 ISACA にボランティアとして参加し、2 期連続で理事長 (2015 ~ 2016 年および 2016 ~ 2017 年)、9 期にわたって理事 (2010 ~ 2014 年および 2015 ~ 2021 年) を務め、協会の複数の委員会の委員長および委員も務めました。
クリス氏は、世界中の 42 の規制管轄区域で活動するグローバル ゲーム ソリューション サプライヤーおよびオペレーターである INTRALOT の元グループ CEO でもあります。2007 年から 2021 年まで、クリス氏は取締役、グループ CEO、グループ最高サービスおよびデリバリー責任者、テクノロジー オペレーション担当グループ ディレクター、情報セキュリティ担当グループ ディレクターを務めました。その役職に就く前は、サイバーセキュリティ コンサルティング会社で役職を務めていました。
彼はまた、2012 年から 2015 年まで欧州サイバーセキュリティ機関 (ENISA) の常任ステークホルダー グループ (PSG) のメンバーを務めました。
クリス氏は 24 年間情報技術分野で働いており、3 つの特許と 7 つの賞を保有し、240 冊以上の出版物を執筆し、メディアで 100 回以上のインタビューを受けています。
彼は電気工学とコンピュータ工学の学位(学士と修士)と情報セキュリティの博士号を取得しています。

 

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: The evolution from Governance to Digital Trust
       ガバナンスからデジタル トラストへの進化

Dr. Dimitriadis will share insights from ISACA’s journey on Governance of Technology and COBIT to Digital Trust and the latest framework published by ISACA. He will discuss the latest results from the State of Digital Trust study, the need in regions around the world, explaining ISACA’s vision on developing even more holistically trained professionals and in helping organizations (through them) in realizing success.

ISACA のテクノロジー ガバナンスと COBIT からデジタル トラストへの道のり、および ISACA が公開した最新のフレームワークに関する洞察を共有します。デジタル トラストの現状に関する最新の調査結果、世界各地のニーズについて説明し、さらに総合的に訓練された専門家を育成し、組織が (彼らを通じて) 成功を実現できるよう支援するという ISACA のビジョンを説明します。

 

 

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KPMGコンサルティング株式会社
シニアマネージャー
 石田 正悟 様

【 略歴 】
大手SIer、コンサルティングファームにて基幹系システム構築のプロジェクトなど、大規模なプロジェクトのPMやPMO経験を有する。
KPMGコンサルティング株式会社に入社後は金融機関のIT・DXガバナンス態勢の整備に関して1線・2線・3線の業務支援に従事。

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: 企業の成長を支える IT ガバナンス(人材・システム・投資)の要点

経済の不確実性の懸念が高まる中、企業はDXや人材への投資を企業成長の源泉と捉えています。一方、多くの企業はITの人材不足やレガシーから脱却できないため戦略投資の余力が確保できないといった課題を抱えています。
本講演ではこれらITの人材・システム・投資に係る課題の要因を整理し、あるべきガバナンスについて考察します。

 

 

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EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
Manager
 松島 理紗 様

【 略歴 】
大手SIベンダーにて主に保険会社向けの業務アプリケーション開発に従事、大規模プロジェクトの要件定義から開発業務、本番稼働に一貫して携わる。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社に入社後、DX戦略策定支援、アジャイルプロセス導入支援などのコンサルティング案件などに関与。

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル: DXを成功に導く人材とは

DXに取り組む企業が着実に増えてきている一方で、多くの企業が直面しているのが、DXを推進する人材の不足である。DXを推進する人材、特に「ビジネスアーキテクト」の不足がDX推進リスクを招いていると考えている。DX推進リスクとはどのようなものか、またそのリスクを回避するためのビジネスアーキテクトの役割について紹介する。