ITGI Japan カンファレンス 2019 の見どころ
~ ITガバナンスからデータガバナンス、デジタルガバナンスへ ~
講演1
デロイトトーマツグループ執行役 CTO
安井 望様
デロイト トーマツ コンサルティングにてTechnologyコンサルティングの責任者を務めた後、現在デロイト トーマツ
グループのChief Technology Officer兼Chier Information Officerをつとめる。主な著書に「企業が扱う情報管理のすべて」
(東洋経済 新報社)「グローバル情報システムの再構築1~3」(中央経済社)等多数。
【 講演概要 】
タイトル:Digital時代に求められるデータガバナンス
Digital技術の進歩によって指数関数的に増え続けるデータを日本企業はどう扱うべきなのかについて考察します。GDPRやNISTといったレギュレーションに関わる観点、複雑に入り組んでしまっているシステムアーキテクチャーの中新たに入ってくる様々なDigital技術、こういった複雑性・不確実性が増している環境は決して企業に取って扱いやすいものではありません。何に注視して何を捨てるべきか考えてみたいと思います。
講演2
経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課 課長補佐
守谷 学 様
2004年経済産業省入省。
2009年商務情報政策局情報プロジェクト室室長補佐
2012年同局情報セキュリティ政策室室長補佐
2014年同局情報処理振興課課長補佐
2016年産業技術環境
【 講演概要 】
タイトル:デジタルトランスフォーメーションに向けた企業ガバナンスについて(仮)
AI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術の浸透が進む中、企業はビジネスモデルを抜本的に変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)への対応が迫られている。他方、多くの経営者が、DXの必要性について理解している一方、多くの企業では、実際のビジネス変革につながっていない状況にある。こうした状況を踏まえ、DXに向けた今後のガバナンスのあり方について展望する。
講演3
弁護士
板倉 陽一郎 様
【 講演概要 】
タイトル:データ戦略と法律(仮)
Coming soon
講演4
CMMI Institute
グローバル ビジネス 開発・戦略 コンサルタント
Mr. Kyle Morton
Kyle Morton is currently engaged with CMMI Institute to drive the business development and adoption of the Data Management Maturity (DMM) platform and CMMI portfolio. He is an original member of the DMM development team and has been actively involved in advocating the DMM platform from its inception.
Kyle is currently focused on the exploding global data and data management market, specifically addressing the trends toward "managing data as an asset" and "trusted data". Current drivers such as data transformation, financial regulation, analytics, and the Internet of Things (IoT) are requiring truly trusted data to enable confident, accurate decision-making, reliable compliance reporting, and data monetization.
Kyle brings a unique combination of skills suited to meet the demands of the digital transformation era which include 20+ years in IT services and solutions, 5+ years in enterprise data management and 4+ years in the industrial internet space. This breadth of successful experience provides a unique perspective on how to help identify and solve the growing data challenges facing clients every day.
Kyle is a proven Data and IT services senior executive with a successful track record of establishing, building and leading organizations ranging from start-ups to $70+ MM publicly held businesses. In these capacities, he has effectively created and developed enterprise business strategies in addition to leading sales, delivery and operations functions across multiple geographies and BUs with full P&L responsibility. His business and leadership success has been based on establishing a positive, professional and passionate business culture committed to professional growth and development at all levels of the organization.
Kyle Morton氏は現在、CMMI Instituteと提携して事業開発とデータ管理成熟度(DMM)プラットフォームおよびCMMIポートフォリオの採用を推進しています。彼はDMM開発チームの創立メンバーであり、DMMプラットフォームの創設からの提唱に積極的に関わってきました。
Kyle氏は現在、激増するグローバルデータとデータ管理市場に焦点を当てており、特に「資産としてのデータ管理」と「信頼できるデータ」への傾向に取り組んでいます。データ変換、財務規制、分析、IoTなどの現在の推進力は、自信を持って正確な意思決定、信頼できるコンプライアンスレポート、およびデータの収益化を可能にするために真に信頼できるデータを必要としています。
Kyle氏は、新興企業から70〜100万ドル規模の公営企業に至るまでの組織の設立、構築、および主要な成功を収めた実績のある、データおよびITサービスの上級管理職です。これらの能力の中で、彼は、全P&L責任を持つ複数の地域および複数の部門にまたがる主要な販売、配達および運営機能に加えて、企業のビジネス戦略を効果的に作成および開発しました。彼のビジネスとリーダーシップの成功は、組織のあらゆるレベルでプロフェッショナルな成長と発展を約束する、前向きでプロフェッショナルで情熱的なビジネス文化の確立に基づいています。
【 講演概要 】 タイトル:Data Management Maturity (DMM) program(逐次通訳付き)
Data Management Maturity (DMM) program -- a comprehensive framework of data management practices in six key categories that helps organizations benchmark their capabilities, identify strengths and gaps, and leverage their data assets to improve business performance.
Cybersecurity Nexus™ (CSX) -- ISACA’s cybersecurity knowledge platform, a crucial `point of intersection for cybersecurity professionals, students and stakeholders.
CMMI® Cybermaturity Platform – CMMI’s cloud-based cybersecurity capability maturity model platform that provides a risk-based approach to measuring and managing security risks in the context of an organizations business mission and strategy.
DMM (データ・マネジメント・成熟度)プログラム : 包括的な6つの主要分野におけるデータ・マネジメントの実践のフレームワークであり、組織の持つ能力のベンチマークを通して、強みとギャップを特定し、データ資産を活用し業績を向上する事に有益である。
Cybersecurity Nexus™(CSX): ISACAのサイバーセキュリティ知識プラットフォーム、サイバーセキュリティの専門家、学生、およびステークホルダーにとって重要な指針である。
CMMI®Cybermaturity Platform - CMMIのクラウドベースのサイバーセキュリティ成熟度モデルのプラットフォーム。組織のビジネス上の使命と戦略の観点からセキュリティリスクを測定および管理するためのリスクベースのアプローチを提供する。
スポンサーセッション
KPMGコンサルティング シニアマネジャー
高橋 拓志 様
ITコンサルティング会社、経営コンサルティング会社を経てKPMGコンサルティングに参画し、金融機関向けのコンサルティングサービスに従事。
金融業界や流通業界のコンサルティングに豊富な経験を持ち、戦略に基づくITの構造・コスト・管理等の全体最適化を多く手掛ける。
【 講演概要 】
タイトル:金融機関におけるデジタルトランスフォーメーション(
金融機関がDXに取り組んでいく上で求められるITガバナンス態勢について考えます。デジタル技術の発展や異業種参入、監督指針の変更等の環境変化に直面する中、金融機関にとってITガバナンスは重要なものになっています。金融機関におけるIT ガバナンスの考え方や着眼点に沿って、従来と比べて重要になってきた高度化のポイントについて解説します。
主催者セッション
日本ITガバナンス協会 理事
産業技術大学院大学非常勤講師(教授待遇)
淀川 高喜
1979年京都大学理学部数学科卒業。
1979年野村総合研究所に入社。
2008年より研究理事を務め、2017年6月に退任。
2013年早稲田大学ビジネススクール修了。MBA
2016年早稲田大学商学研究科博士後期課程修了。博士(商学)
専門であるITによる企業変革に関する著書多数。
「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか」を翻訳(日経BP社、2010年)
最新刊は「進化したITが実現する企業変革の新法則」(日経BP社、2016年)。
【 講演概要 】
タイトル:デジタル時代のITマネジメント研究会のご紹介 - COBIT実践のためのCIO養成講座 -
日本ITガバナンス協会では、これからのCIOを目指す方々のために、そしてCOBITの学習・実践のために、2019年の秋にISACA東京支部会員限定で20名定員の有料少人数のセミナーを実施しました。
教材は、IT戦略のノーラン&ノートン社の創設者ノーラン等による小説風の物語。ハーバードビジネススクールで行なわれているケース討議授業と同じような内容のセミナーを目指しました。初回の試みは募集開始即日満席の盛況で、参加者による活発な討議により7回の研究会が行われています。この研究会は2020年度春にも継続的に実施する予定です。講師の中心であり、デジタル・トランスフォーメーションに関する寄稿も多数ある淀川高喜理事より,次回参加者の募集に先駆けて、研究会の趣旨、主な討議内容、実施要領等をご紹介します。