ITGI Japan カンファレンス 2012 の見どころ

テーマ:「COBIT5を更に深く探る」
 ~GRCの視点を中心に~

本年のテーマについて

昨年の東日本大震災以降、事業継続計画や情報セキュリティガバナンスの見直し、そして海外へのシフトなど事業全体を再検討していく動きが広がっています。 そのような環境の中、ITガバナンスのフレームワーク「COBIT」の新版「COBIT5」が公開されました。

日本ITガバナンス協会では、COBIT5を中心テーマとした、"ITGI Japan カンファレンス2012"を開催します。COBIT5開発プロジェクトの中核を担った2名の海外講師をお招きし、COBIT5の考え方やどのように活用していくかを学ぶ機会としたいと考えます。グローバルなITガバナンスをどのように構築していくか、そして、そこから価値創造にどのようにつなげていくかを皆様とともに考えていく場にしたいと考えています。

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基調講演

東京海上ホールディングス株式会社 執行役員 IT企画部長 澁谷 裕以 様

1977年4月 東京海上火災保険株式会社入社
1994年~96年の経営企画部勤務を除いては、システム部門勤務
2007年7月 東京海上日動火災保険株式会社 理事・IT企画部部長
2009年7月 東京海上日動火災保険株式会社 執行役員・IT企画部長
2010年7月 東京海上ホールディングス 執行役員・IT企画部長を兼務
2011年7月 東京海上日動火災を退任、東京海上ホールディングス専任

 

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル:ITを経営の力にするために ~東京海上グ ループのITガバナンス基本方針について~

今時、ITの重要性について全く認識がない経営者はいないが、「システムは重要、しかしそれはシステム部の仕事」と経営者が言っている会社でのシステム開発は必ず失敗する。そもそも、システム開発は、世界中でその7~8割は失敗だと言われているくらい難しい仕事なのだ。昨今、ITはどんなに小規模な会社であっても、必須不可欠の経営インフラであるが、このように システム開発が殆ど失敗する状態では経営の力とならない。

東京海上グループのITガバナンス基本方針は、「成功するシステム開発こそITガバナンスの目標」と定め、ITを経営の力にするために経営者が自ら先頭に立ってやるべきことを定めている。私たちがいろいろな失敗経験も踏まえて確立してきた一つのITガバナンスの姿をご紹介したい。

 

海外スピーカセッション1

bio_lainhart.jpg Mr.JOHN W. LAINHART IV
CGEIT, CISA, CISM, CRISC, CIPP/G, CIPP/US
Partner, Cybersecurity & Privacy, IBM Global Business Services

【 略歴 】 詳細な経歴はこちら
・現職は、IBMグローバルビジネスサービス社のパートナー(サイバーセキュリティ&プライバシー担当)
・ISACA国際本部 COBIT開発タスクフォース 共同議長(元会長 1984-1985年度)
・経営管理修士号を持ち、米国CPAとして米国連邦政府機関で永く、IT監査人として活躍してきた。米国運輸省の査察官などを歴任した後の1993年11月、米国議会で下院の主席査察官(Inspector General)に任命された。1999年3月、称賛に包まれて退任するまで約6年間、政府機関のシステム監査プログラムの導入に力を尽くした。1988年と1991年の2度にわたり、大統領表彰相当の賞を受けている。
・2008年、IBMのGBSデータセキュリティ&プライバシープログラムのリーダーに就任し、250名を超えるコンサルタントを率いて、政府機関、州政府、連邦住宅貸付抵当公社等の公的機関へのセキュリティ、ガバナンスのコンサルティングサービスを推進している。
・AICPAでも要職を歴任し、現在は米国郡政府協会のサイバーセキュリティタスクフォースの共同議長でもある。2007年には、「名誉CPA」の称号を授与され同時に「終身会員」としても認められた。
・ISACAでの活動歴は、1974年から National Capital 支部のメンバーであり国際本部でも永年、要職を務め、3度の国際本部会長賞の受賞など輝かしい表彰歴を持っている。CISA認定制度を開発した中核メンバーであり、それまでの貢献を称賛して1996年に彼の名を冠した賞が制定されその最初の受賞者となった。2012年にはCOBIT5の開発への貢献を認められ、再び同賞を授与されている。
・CPA,CISA,CISM,CGEIT,CRISC,CIPP/G,CIPP/USの資格認定を持ち、「システム開発監査人とシステム監査マニュアル」と「システム開発のライフサイクル監査」(NISTからの特別出版)という2冊の著作を持っている。また、米国海軍から「コメンデイション・メダル」を授与され「退役艦長(キャプテン)」の称号も持っている。

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル : COBIT5 ~エンタープライズITのガバナンスとマネジメントのために~
COBIT 5 -- For Governance & Management of the Enterprise's Information & Technology

COBIT5は、COBIT自体とそのフレームワーク等のファミリーコンテンツに対する5年以上わたる継続的な改善への努力と集中的な作業の成果物です。

最新バージョンは、ITのガバナンスとマネジメント分野まで対応し、内部のITユーザのみならず投資家、規制当局などの外部ユーザ等事業体の利害関係者のためのものとなっています。

これまでのITガバナンスの実践の具体的な成功例をご紹介し、併せて直近のガバナンス、リスク、コンプライアンスの進展についても触れます。

 

海外スピーカセッション2

bio_ramses.jpg Mr.Ramses Gallego
CISM,CGEIT,CISSP,CCSK,SCPM
Chief Strategy Officer, Entelgy,Spain
Director&Vice President, ISACA International Head Quarter

・現職は、Entelgy社(本社:スペイン)のセキュリティ&リスク管理の戦略担当役員(CSO)及び、Quest Software社(本社:スペイン)のセキュリティ戦略担当並びにエバンジェリスト
・ISACA国際本部 副会長&ディレクター
・経営管理と法学修士号を持ち、リスク管理・ガバナンスに深く特化したセキュリティの専門家として15年以上のキャリアを持っている。8年間のCAテクノロジー社/スペインでの勤務では、イベリア半島担当のエリアマネジャーを経験している。
・ISACAでの活動では、バルセロナ支部で要職につき、国際本部での幾つかの委員会での貢献とともに、ISRMの議長、World Congressの企画委員、SecureCloudのプログラム委員などイベント関連での活躍も目覚ましい。
・CISM,CGEIT,CISSPの諸資格に加え、クラウドセキュリティの認定であるCCSKも認定されている。スタンフォード大学のSCPM (Stanford Certified Project Manager)、シックスシグマのブラックベルト認定に加え、ITILとCOBITファウンデーションの認定プロフェッシヨナルでもある。
・クラウド空間がビジネスにもたらす影響を「大変革」としてとらえ、その中でのガバナンスの重要性を認識し、この1年で20ケ国以上を歴訪し講演をしている。
・スペインのバルセロナ市に家族とともに在住している。

【 講演概要 】

linehead.jpg タイトル : COBIT5 ~ビジネスの世界への活用にむけて~
COBIT 5 and its use to leverage the business world

世界は、光の速度で変化を続けています。テクノロジーは広く利用され、各組織が「エンタープライITのガバナンス」をマネージするため、ビジネスにフォーカスし、プロセス主導で且つ結果志向のフレームワークを求める知見の中で転換してゆくことは決して奇妙な事ではありません。

このフレームワークは、個々の企業ニーズに対して調整可能で、ビジネスの最重要課題に対する理解を手助けします。ようこそ、コーポレートプログラムとしてマネージすべきフレームワークの導入の世界へ。ようこそ、全ての利害関係者へより大きな便益をもたらすためにエグゼクティブマネジメントがその展開のスポンサーとなり得るフレームワークの時代へ。ようこそ、フレームワークが企業を次のレベルに導くという素晴らしい瞬間へ。

そしてようこそCOBIT 5へ。その導入ガイドとビジネスの世界への活用方法を紹介 します。

 

スポンサーセッション

linehead.jpg タイトル : 日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」の導入事例

JTでは「急激に大きく変化する事業環境に対応できるIT」をめざして 社内システムをクラウド化し、サービスレベルを維持・向上させ、ITのスリム化、 柔軟性を推進しています。基幹系を含む全システムをクラウド化してグループ会社 にも積極的に展開しており、IT部門はPaaS部分を統合集約し、社内に対して 利用料を徴収して提供しています。
日立は、変動する利用ニーズに対しそれぞれの環境をフィー型サービスとして 提供しています。
本セッションでは、統合・クラウド化に伴う標準化や契約・SLAの準備内容 などを事例としてご紹介します。

最後に

本カンファレンスは、これからのITガバナンスを全体最適の視点から考察する上で、絶好の機会です。多くの方々の参加をお待ちしております。

 

日本ITガバナンス協会について

日本ITガバナンス協会、ITGI Japanは、ISACA/ITGI国際本部が所有するITガバナンス等に係る文献の日本語訳の無償提供、知識の普及のためのカンファレンスを2006年から継続して行っている非営利のボランティア団体です。

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