ラインハルト氏は、IBM社本社のグローバルビジネスサービス公共サービスセクターのサイバーセキュリティ・プライバシーサービスエリアのリーダーを努めている。このセクターは、250名を越すITコンサルタントを擁し、米国連邦政府・州・地方政府の他ヘルスケアや教育産業にITガバナンス、セキュリティ・プライバシーコンサルティングサービスを提供している。彼は、社会保障庁のアイデンティテイアクセス管理プロジェクトのパーナトー推進責任者の立場にある。また、2008年2月に発足したIBMのGBSデータセキュリティ・プライバシープログラムの当初からそのリーダーを努めている。更に、米国政府の退役軍人局、連邦住宅貸付抵当公社、連邦住宅抵当公社へのITガバナンス、COBIT、ValITの導入を推進するIBMのコンサルティングプロジェクのエグゼクティブでもある。
氏は、また、米国公認会計士協会(AICPA)のアシュアランスサービス・エグゼクティブ委員会、データインテグリティ・タスクフォースにIBM社の代表として参加するとともに米国郡政府協会のサイバーセキュリティタスクフォースの共同議長でもある。ISACA/ITGIにおいても国際本部会長や最近ではフレームワーク委員会の委員、COBIT5タスクフォースの共同議長、ITガバナンス、COBIT、ValIT、RiskIT等へのプリンシパル・ボランティア・アドバイザーなど数多くのポジションについている。
 ITGIに関しては、「情報セキュリティガバナンス - 取締役会と役員に対するガイダンス」並びに「取締役会のためのITガバナンスの手引」の開発を成し遂げた。また氏は、「CISA認定プログラム開発の父」として認識されて以降、COBITの開発にキーメンバーとして関わってきている。
 氏は「システム開発監査人とシステム監査マニュアル」とNISTから特別出版された「システム開発のライフサイクル監査」という2冊の著作を持っている。その著作に先立ち、1993年11月14日、米国下院の最初の主席査察官に任命された。更に、1995年1月の第104回連邦議会、1997年1月の第105回連邦議会、1999年1月の第106回連邦議会と3度にわたり再任命された。彼は下院議長と与野党のリーダの全会一致による指名を受け、下院とそれに関連する組織の財務・管理機能の定期的監査を主導する責務を負い、議長、与野党リーダ、下院管理局委員会の幹部メンバーに対して結果の報告をした。彼は、1999年3月をもって連邦政府関連職務から退いた。下院での職務につく以前、彼は査察事務局の方針・計画立案及びリソース関連の査察補佐官でありまた、連邦運輸局の査察補佐官でもあった。連邦政府のシニア・エグゼクティブ・サービスの委員も努めていた。彼は、査察事務局の監査、評定、査察に向けた方針・計画立案及びそれらに適用可能な基準、手順の開発を含めて全ての責任者であり、必要な財務担当マネジメント、管理担当要員とIT関連サポートの提供にも責任を負っていた。連邦運輸省、査察事務局の職務とともに、ADP監査・テクニカルサポート事務局の役員として連邦運輸省の全ての情報システムの監査のマネージメントと指揮を執っていた。また、査察事務局の監査、評定の全てのコンピュータサポートの指揮とコントロールの責任者だった。また、米国会計検査院の情報管理・テクノロジー部門と人事部門の役員チームのメンバーを務めた。そのように、保健省、教育省、労働省、退役軍人管理局が執行する全ての連邦プログラムのシステム監査に責任を負っていた。また、会計検査院の監査スタッフを補佐するCAATS(コンピュータ支援監査技法)の提供の責任者でもあった。加えて、いくつかの情報システム環境下の監査の遂行に求められる手順の詳細を記述した監査ガイドや記事を書いている。
 氏は、1984-1985年の国際本部会長を務め、ISACA/ITGIにも積極的な活動歴を残している。1974年の発足以来の、ISACA National Capital 支部のメンバーであり、CISA,CISM,CGEIT,CRISC,CIPP/G,CIPP/USの資格認定をうけている。会計検査院で活動する中で、革新的なシステム監査技法に対していくつかの表彰を受けている。運輸省での業務を通して、1988年には大統領表彰-インテグリティ・エフィシェンシー協議会による最高ランクの表彰-を受賞している。1991年11月には、「称賛されるべきエグゼクティブ」として大統領表彰と同クラスの表彰、1993年には運輸省から「特別奉仕賞」を受けている。1998年、ISACA/Fの最高表彰である「Eugene M. Frank 」賞を受け、1991年にはニューヨークメトロポリタン支部の「Joseph J. Wasserman」賞の14人目の受賞者となった。また、1995年、1996年、2007年にはISACA国際本部会長賞を受け、1996年には「John Lainhart Common Body of Knowledge」賞の最初の受賞者となり、2012年には、COBIT5開発への貢献により自身の名を冠した賞を再度、受賞した。1994年、米国海軍の「コメンデイション・メダル」を授与され、2007年8月には、米国公認会計士協会(AICPA)から「名誉CPA」の称号を授与され同時に終身会員に認定された。2008年には、ISACAのNational Capital Area支部からITアシュアランス、ガバナンス、セキュリティの専門性に対して「V. Lee Conyers」賞を授与された。
 氏は、Davis and Elkins Collegeの経営管理学士号とCentral Michigan Universityの修士号を持ちまた、米国海軍の「退役艦長(キャプテン)」の称号を持っている。