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日本ITガバナンス協会


5. マネジメントからガバナンスを分離

COBIT 5のフレームワークではガバナンスとマネジメントの間に明確な区別を行っている。

この2つの分野は:

 ※ 異なるタイプの活動を包含する

 ※ 異なる組織構造を必要とする

 ※ 異なる目的の要求を満たす

ガバナンス−ほとんどの事業体において、ガバナンスは役員会の責任であり、その議長のリーダーシップのもとにある。

ガバナンスは ステークホルダーのニーズ、状況、及び選択行為を評価する(E)こと;優先順位付けと意思決定によって方向(D)を定めること;成果、コンプライアンス、及び同意された方向と目標に対する進捗をモニタリング(M)することによって、事業体の目標が達成されることを保証するものである 。(EDM)

マネジメント−ほとんどの事業体において、マネジメントは上級管理職の責任であり、CEOのリーダーシップのもとにある。

マネジメントは、ガバナンス組織体によって設定された、その事業体目標を達成する方向に沿った活動を計画し(P)、構築し(B)、実行し(R)、そしてモニタリング(M)を行う。 (PBRM)

COBIT 5は、ガバナンスとマネジメントプロセスを組織が導入することを、以下に示すような形で重要領域をカバーするように、規定するものではなく、推奨するものである。

 ※ COBIT 5のフレームワークではイネーブラーの7つのカテゴリー(プリンシプル4)が記述されている。プロセスは一つのカテゴリーである。

 ※ 必要とされるガバナンスとマネジメント目標がすべてカバーされる限り、事業体はそのプロセスが自組織に合うように組み立てることができる。同じ目標をすべてカバーするために、より小さな事業体は、より少ないプロセスとなるであろうし、より大きな、より複雑な事業体は多くのプロセスを実現することになるであろう。

 ※ COBIT 5には、詳細に多くのガバナンスとマネジメントのプロセスが定義され、記述されたプロセス参照モデル(PRM) が含まれている。この具体的なイネーブラーのモデルはCOBIT 5:イネーブリング・プロセスの巻に収められている。



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