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日本ITガバナンス協会


1. ステークホルダーのニーズへの合致

事業体はそのステークホルダーの価値を創出するために存在する

事業体には多くのステークホルダーが関わり「価値の創出」は各々にとって異なり、時に矛盾する。

ガバナンスは異なるステークホルダー間の価値の利害を調整し意思決定することにめぐることである。

ガバナンスの仕組みは、便益、資源およびリスクアセスメントの意思決定を行う際に、全ステークホルダーを考慮しなければならない。

各々の意思決定では、以下の事項を問うことができ、問われなければならない:

 ※ その便益は誰のためのものであるか?
 ※ 誰がそのリスクを負うのか?
 ※ どのような資源が必要とされるのか?

ステークホルダーのニーズは、事業体の実行可能な戦略に変換されなければならない。

COBIT 5の目的の段階的展開はステークホルダーのニーズを、その状況における、具体的で、実行可能で、そして カスタマイズされた事業体目的、ITに関連する目的、そして、イネーブラーの目的へと変換する。

COBIT 5の目的の段階的展開の便益:

事業体の(戦略)目的及び関連するリスクに基づいて、事業体のITのガバナンスにおける、導入、改善、及びアシュアランスの優先順位づけを定義することを可能とする。

実行においては、目的の段階的展開で:

 ※ 実際的な意味があって明確な目的と目標を、責任の多様なレベルにおいて定義する。
 ※ 事業体目的に基づいて、特定の導入、改善、もしくはアシュアランスのプロジェクトに取り入れる実際的に意味のあるガイダンスを抽出するために、COBIT 5の知識ベースから選択を行う。
 ※ 事業体目的を達成するために、イネーブラー(しばしばまさに運用レベルのもの)が重要であることを、明確に特定し、伝え共有する。



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